自動車のギャップと平坦度の検査のためのインラインデュアルセンサーシステム

LMI は、自動車産業に最先端のギャップおよび平坦度測定機能を提供します。

たとえば、ギャップや平坦度測定用途のより一般的なセンサー設定では、ユーザーは下向きの超広視野の Gocator 2490 を導入して、車両の 6 自由度(DoF)を決定することができます。その 6DoF アラインメント情報は次に、ロボットアームに中継され、それにより、詳しいギャップと平坦度の測定を行うためのバディ(複数センサ接続)、ブルーライン Gocator 2440青色レーザープロファイラーの導入が可能になります。

Inline Dual Sensor System for Gap and Flush Inspection

 

「よりクリーン」青色レーザープロファイリングの活用

 ヘッドライト、窓、光沢のある白や黒の塗装などの表面の測定は、従来の赤色ラインレーザーセンサーでは困難になることがあります。赤色ラインレーザーセンサーは、反射率が低い表面やマットな表面、特に高速で移動するターゲットに対して優れた性能を発揮します。しかし、鏡面や光沢のある面では、赤色光が歪んでしまい、「スペックル」効果が発生します。

一方、青色レーザーセンサーは、波長が短いため、スペクトル生成が非常に少なく、赤色レーザーセンサーに比べ、通常 1/2 ~ 1/3 の低ノイズレベルを実現します。

マルチセンサーネットワーキングの利点

複数のバディセンサーは相互にネットワーク化され、ターゲットの単一の高精度 3D スキャンを自動的に生成します。このデュアルマルチセンサーネットワーク構成はまた、スキャンターゲットの表面の潜在的なオクルージョンも解決します。スキャンと検査は、車両が組み立てラインを通過する間、PC などの外部処理やコントローラを必要とせず、連続的に行われます。

2 つのネットワーク化された青色レーザーセンサーを使用することにより、ギャップの奥までスキャンすることができ、結果として、より完全かつ正確な測定データが生成されます。複数のセンサーを組み合わせ、アライニングするプロセスは、内蔵のアラインメント手順を使用するので簡単です。結合 3D 点群データセットにより、ユーザーは、オンボードセンサーでギャップと平坦度測定をリアルタイムかつ容易に実現できます。

高速、高精度の測定と検査を実現

表面の品質により、このシステムは、1 分あたり最大 60 の測定ポイントを取得でき、評価を含む計測時間は測定ポイントあたり 0.5 ~ 1 秒です。このスキャンは10 分の 1 ミリのギャップ距離だけでなく、表面の形状、平滑度、曲率も測定できる、非常に精度の高いものです。

このデータをもとに、計算や合否判定を含む多くの測定が行われるため、高レベルの品質保証に貢献します。

すぐに使用できる、ロボット対応ギャップおよび平坦度ソリューション

LMI のスマートセンサーはすべて、工場での厳しい多段階の事前キャリブレーションを経て出荷されるため、すぐに精確な測定が可能です。当社のセンサーは、Universal RobotsYaskawaKUKAKawasakiFanucABB を含む多数の主要ロボットブランドに対応しています。センサーの 3D データをロボットに変換するハンドアイキャリブレーションは、各センサーに内蔵されており、簡単です。

広視野の 2490 と、対になるブルーライン 2440 をロボットアームで使用することにより、ギャップと平坦度を検査するための包括的なインラインロボットビジョンソリューションを提供することができます。


当社の 3D センサー技術について、またそれがお客様にとってどのようなメリットがあるかについて詳しくお知りになりたい場合は、当社のウェブサイト(www.LMI3D.com)をご覧ください。